模写

「Peter Pan in Kensington Gardens」挿絵模写


模写することが好きです

トレースなしで描くことはトレーニングにもなるし
新しいアイデアが浮かんだりもします
いろいろ考えることなく没頭できるし
調子のいい時はちょっとしたトランス状態になったりします


下記は上村松篁「松園追想」の冒頭部分

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追想の中で何時も第一に目に浮かぶのは、
黄八丈の着物に黒い羽織を着て縮図帳を包んだ小さな風呂敷包みを手に持ち
帯に銅の矢立てをさして、「ちょっと博物館へ行ってきます」と
老母や私に挨拶して出かけて行く姿である。

母の修行の中で、博物館で古画を縮図するという事がその後の作品の
骨格作りに大きな影響があったように思われてならない。

明治、大正、昭和、戦後、そして現在いずれもその動きの中で不易と流行がある。
古画の縮図模写というのは、ただ古画を写しとる事ではなく
自分が無心に古画に没入することによって
その画法を通してその精神を把握するものである。
従って不易という事、また格調が大切であるという事を
己から会得したのであろうと私は思う。
松園の絵には時流に流されないものがあった。

・・・

これを読んで模写することを始めました

ところで今日模写したのは、アーサー・ラッカムが描いた
ネバーランドに住む前の赤ちゃんピーターパンです


お地蔵さま


ある日コツゼンと姿を消してしまった
大好きなお地蔵さま